第76回毎日書道展四国展

作品解説

姓号五百木玉影
(いおき ぎょくえい )           
題名王勃詩
(おうぼつし )
釈文客心千里倦 春事一朝帰 
還傷北園裏 重見落花飛 
桂密巌華白 梨疎林葉紅 
河皐寒望盡 歸念斷征蓬
意味旅に出て異郷で心細く、春の仕事のため次の朝には帰ろう。故郷への感傷に浸り、何度目かの落花を見ている。銀木犀の花は白く満ち、梨花はまばらで葉は紅となっている。川岸から冬の寒い景色を見て、故郷に帰りたい心は、蓬の綿のように旅にある心を断とうとする。
作意宋の詩人王勃の五言絶句二句を三行の行草体に仕上げました。二句とも旅先で故郷を思い帰郷への思いを詠んだ詩です。故郷を恋しく思う繊細な感情を表すべく、心を込めて書かせていただきました。

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